混声合唱とピアノのための四章「故郷」

Suto-FourMovements-SATB-Cover-JP作詩者である両角享子が幼少期を過ごした“故郷”である旧満州・営口(えいこう)での思い出と、敗戦による引き揚げという辛く悲しい出来事を経て、約半世紀ぶりに訪れることができたこの故郷の地に対する熱い気持ちが描かれた詩に、感動的で心温まる音楽がつけられた混声合唱作品です。

「この作品を通して、演奏される皆さん自身の故郷に対しても思いを馳せていただければ幸いです」と作曲者は語っています。

男声が少ない合唱団でも充分に演奏していただけるように混声3部合唱を基本に書かれており、div.も全て省略が可能となっています。

また一口に混声3部合唱と言っても、当初より大人の合唱団が演奏することを想定して作られたこの作品は、いわゆる「中学生向けのクラス合唱曲」とは一線を画すものであり、年代を限定されることなく幅広く親しんでいただけることでしょう。

2009年7月に混声合唱団さがみ(指揮:松井眞之、ピアノ:小倉一美)によって委嘱初演されました。