渇き

3曲から成る、無伴奏混声合唱組曲『雨よ降れ』の第1曲目。“水に渇いているだけではないのです” という一節で始まる、人間の内面を鋭く凝視しするような詩と対峙した、ドラマティックな音楽。三宅氏の特徴でもある情感の滲むようなヴォカリーズに始まり、ホモフォニックなスタイルで詩が歌われる部分、フーガのスタイルで言葉が重なり飽和へと誘われていく部分、グレゴリオ聖歌が引用される背景で詩が各々に語られる部分…など、起伏に富み、密度の濃い時間が展開されます。(※楽譜中の指示に従い、短縮版として演奏することも可能です。)

Vocal Ensemble歌譜喜の委嘱により、2017年4月7日に初演されました。