ヨーナス・タムリオーニス(1949年生まれ)の作品にはいくつかの特徴がある。スペイン、日本、ギター、アコーディオン、合唱。タムリオニスの作品は、技巧的、エネルギッシュで、しばしば非常に速いテンポで演奏される作品がすでにこの作曲家の特徴となっている。
一方でこの作曲家は、ポリフォニックな書法、対照的な展開、新古典主義的な表現を大切にしている。彼自身の言葉を借りれば、「私は、いわゆる人工甘味料のような技巧を多用しすぎて演奏することも聴くこともできない作品を作ってしまい、引き出しの中でほこりをかぶらせることは避けている」のである。