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会社名の由来
会社名の「ミエラ・ハルモニヤ」はリトアニア語で「甘美な調和」という意味です。詩集「ギタンジャリ(歌の捧げ物)」の中の「あなたが歌えと命じる時に」に出てくる言葉。詩の作者はインドの詩人・ロビンドラナット・タゴールで、アジアで初めてノーベル文学賞を受賞した人です。調和のないこの時代に、音楽を通して人の生活を豊かにする甘美な調和をもたらすことができるよう活動しています。
命名のきっかけは、リトアニアを代表する作曲家であるヴィートウタス・ミシュキニス(Vytautas Miškinis)氏がシンガポールの合唱団、SYC Ensemble Singersに贈った1つの曲です。
同合唱団は2009年の設立45周年記念演奏会のための曲をミシュキニス氏に委嘱しました。シンガポールでの演奏会後に彼は「委嘱のお礼に1曲プレゼントしたいから、何か詩を選んで教えて欲しい」という意向を合唱団員に伝えます。ちょうど団員の間で話題に上っていた「あなたが歌えと命じる時に」が候補になり、帰国直前の空港でその旨が伝えられました。彼は帰りの飛行機の中で曲を書き上げたそうです。
当社の代表がこの曲の成り立ちに直接立ち会ったこともあり、会社設立に際して発祥の地であるリトアニアを代表する作曲家ミシュキニス氏に相談した際にもこの曲の話題になったので、その詩の一節を会社名としました。
ミッション
リトアニア(バルト三国)の作曲家・美しい音楽を紹介する
知られる機会の少ない作曲家・美しい音楽を紹介する
コミュニティーの結び付きを強める音楽を紹介する
Miela Harmonija(ミエラ・ハルモニヤ)は2012年にリトアニア・ビリニュス市で設立されました。そのきっかけは、当時リトアニア国内には楽譜出版社が1つもなく、国内で最も有名な作曲家チュルリヨーニスの曲でさえも、正規の楽譜が入手困難になっていたことでした。
「(楽譜出版社が)ないのなら作ってしまおう」と設立されたのが当社です。当初は、美しくても他の国の人々に知られる機会の少ないリトアニアの合唱曲を日本で紹介することを活動の柱にしました。またリトアニアの作曲家同様に、才能があっても出版の機会が少ない日本の作曲家の作品も紹介するようになりました。
2019年以降、諸事情で代表は出版活動ができなくなってしまいましたが、コロナ禍の期間中に考えたのは次の点です:
- コミュニティーには人を支える強い力がある
- 音楽はコミュニティーの結束を強める働きがある
地域のコミュニティーが大切にしている歌、学校というコミュニティーを巣立つ時の卒業ソング、会社という日常と深く関わるコミュニティーの結束を強める社歌、家族というコミュニティーを強めるウェディングソングなど、人々の感情に訴えその結び付きを強くする歌を紹介していきたいと考えています。